アナリティクスで売上アップ!ランディングページの見方と活用法

2017年09月06日 見方・使い方

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アナリティクスでページ貢献度やそれぞれのパフォーマンスチェックをしたい!そう思ったときはランディングページレポートから目を通していくことが効率的です。

改善が必要なページ、貢献度の高いページ、人気のあるページの発見などに役立てることができます。
ランディングページレポートの見方をマスターして売上アップに活かしましょう。

ランディングページとは

ランディングページというと、縦長の1ページで構成された宣伝色が強いセールスページ(スクイーズページ)などを想像するかたも少なくないと思います。ただしアナリティクスでいうところのランディングページの定義はそれとは異なります。混同しないよう注意が必要です。

ランディングとは「着地」を意味しています。ですから、ランディングページとはユーザーが着地したページ、つまり、あなたのサイトで(セッション単位で)最初に表示したページということと解釈してください。

冒頭にあげたセールスページなどのことをランディングページ(LP)と言うことが一般的です。理由として、広告などでユーザーを着地するためのページとして使用することから、そのように言うことが一般化しているものと思います。

ランディングページの見方

ランディングページレポート

ランディングページレポートは、操作機能メニューの「行動」>「サイトコンテンツ」>「ランディングページ」から確認できます。

ここに表示されている一覧は、入口となったページです。

データ表には、各ページの「セッション」「直帰率」「ページ/セッション」「平均セッション時間」などが表示されています。また、目標の設定がされていれば、コンバージョンの数値を確認することも可能です。

※コンバージョンの設定方法は「アナリティクスで解析はじめの一歩!コンバージョンを計測する方法」をご参照ください。

ランディングページレポートを活用するためのポイント

直帰率、平均セッション時間を確認する

まずはページごとに直帰率を確認してみましょう。

この中で直帰率が高いページは、ユーザーが期待しているコンテンツと異なる可能性があります。改善できるポイントがないかを確認してみることが求められます。「平均セッション時間」も想定よりも短いようなら同様に改善できるポイントがないかを確認してみましょう。

ページを絞って掘り下げてみる

細かくチェックしたいページのリンクをクリックすると、対象ページのみの情報を確認することができるようになります。

↑ 確認したいページのリンクをクリックすることで、↓ そのページだけの指標を確認することができる

ランディングページの参照元

※事情により別ページの指標が表示されていますがご容赦ください

↓ プライマリディメンション を「参照元」「キーワード」を変更すると、対象ページの「参照元」「キーワード」、その他の項目で選択できる指標を確認することができます。

ランディングページのキーワード

ただし、ここで確認できるキーワードは検索流入時に取得できたキーワードです。現状ではそのほとんどが not provided や not set になってしまい確認できません。

そのため、ランディングページごとのキーワードはサーチコンソールと連携して確認する方法がおすすめです。

セカンダリ ディメンションと組み合わせることで更に掘り下げる

アナリティクスのレポートのデータ表にあるセカンダリンディメンションメニューから項目を追加することで更に細かい情報を得ることができます。

たとえば、掘り下げたいページのみのレポート画面に切り替えた状態で、セカンダリディメンションに「参照元/メディア」を選択してみます。

セカンダリディメンション

すると、「参照元/メディア」ごとに、セッション数、直帰率、コンバージョンなどの指標を確認することができるようになりました。

掘り下げた情報を見ることができる

このように、どこからの流入が効果的なのか、または思わしくないのかを一目で確認することができます。広告などのプロモーションを行っている場合は、流入元ごとにパフォーマンスがチェックできるため便利です。

行動フローから視覚的に確認することも

行動フローで確認

レポートの操作機能メニューの「行動」>「行動フロー」では、ビジュアル的にランディングページからの遷移を確認することができます。

※ディメンション選択のドロップダウンメニューにはランディングページを選択

コンバージョンを確認して貢献度を計る

コンバージョンの起点となったページ

コンバージョンの列を見ることで、どのページがコンバージョン獲得の起点になったのかを確認できます。

ソートして貢献度の高いランディングページを確認してみる

コンバージョン列の項目、「コンバージョン率」「目標の完了数」をクリックすると、降順↓、昇順↑で並べ替えをすることができます。

コンバージョンでソート

「目標の完了数」をクリックすれば、数値の多い順で並び変わりますので、どのページが貢献したのか、一目瞭然です。

コンバージョン率でソート

コンバージョン率の高い順で並べ替えすることが可能ということは前述した通りですが、この際、並べ替えの種類で「加重」を選択してみましょう。単純に数値だけではなく、重要性を考慮した状態で並べ替えをしてくれる機能です。

加重平均で並べ替え

セッション1回で1コンバージョンで獲得したコンバージョン率100%よりも、セッション2,959回で獲得した93コンバージョン(3.14%)のほうが、価値があるという判断です。

参考:加重並べ替え(アナリティクスヘルプ)

https://support.google.com/analytics/answer/1042020?hl=ja

この貢献度の高いページを、よりユーザーにリーチできるような施策ができれば、更に売上アップに貢献できるのではないでしょうか。自然検索での流入のみだったのであれば、SNSやネット広告などを使って新しいアクセスを集てみるなどです。すべてが上手くいくわけではありませんが、試行錯誤をするための材料としては充分でしょう。ぜひ売上アップに活かしてみてください。

まとめ

いかがでしょうか?

サイト改善や施策のアイディアを得たければ、まずはランディングページレポートを、このような感じで掘り下げてみることがおすすめです。

ランディングページのレポートで得た情報を活かして、パフォーマンスを高められるような策を施してみてください。より売上アップできることを期待してます。

では!(皆川顕弘)

Googleアナリティクス完全ガイド

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