Googleアナリティクスの指標・数値の意味

2020年06月14日 見方・使い方

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皆川顕弘(ミナガワタカヒロ)

インターネットの活用で中小企業の売上アップを応援する「ウェブマーケティングコンサルタント」、ホームページ制作会社 株式会社ラディカルサポート 代表取締役。価値を高め勝ちに繋げるをモットーに活動中。著書に「スモールビジネスのためのGoogleアナリティクス完全ガイド」「Googleアナリティクス アクセス解析完全ガイド」他あり。

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今回は、Googleアナリティクスの指標の種類、意味について解説していきます。

Googleアナリティクスを活用したサイト改善のはじめの一歩は、「指標の意味を理解」することです。なぜならなんとなくレポートを見ているだけでは、サイトを改善することができないからです。まずはしっかりとGoogleアナリティクスの指標の意味を理解して、サイトをステップアップさせていきましょう。

Googleアナリティクスの基本レポートの種類がわからない方は、前回のGoogleアナリティクスの基本となるレポートの種類も合わせてどうぞご覧ください。

動画でも主な指標・数値の意味について解説しております。
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ユーザーサマリー(レポート概要)

「ユーザーサマリー」を開くには左メニューの「ユーザー(旧:オーディエンス)」→「概要」を選択して、概要欄を開いてください。ここは主に、ウェブサイトが機能しているかや、サイトの状況判断ができる場所となります。

基本となる8つの指標

概要欄の指標

ユーザーサマリーに表示される8つが、Googleアナリティクスの基本となり、最も重要な指標です。今回はこれらの意味について解説しますが、ここは重要なポイントになりますので、しっかり覚えておきましょう。

(1)ユーザー

ユーザー

期間内に、ユーザーがウェブページに何人訪れたのかを表す指標です。

(2)新規ユーザー

新規ユーザー

初めてこのサイトに来てくれた人の数を表す指標です。

初めての定義について

ウェブサイトを見ると、Cookieという情報が仕込まれるようになっていますCookieの有効期限内(デフォルト値では2年間)に初めて来た人の数がここにカウントされています。(有効期間は設定で変更可能)

ただし期間が2年に設定されているケースでは、3、4年ぶりにサイトに訪問したユーザーは、本来はリピートユーザーとなりますが、アナリティクスの定義上、新規ユーザーとしてカウントされます。

(3)セッション

セッション

セッションはサイトにアクセスされた回数を表す指標です。今までの(1)ユーザー、(2)新規ユーザーは、ユーザーが何人来たかという数値ですが、セッションは人数でなく回数です。

(例)

30日の期間で、1人のユーザーが3回サイトに訪れたら、ユーザーは1、セッションは3とカウントされます。

(4)ユーザーあたりのセッション数

ユーザーあたりのセッション数とは(セッション数)÷(ユーザー)です。

一人あたり何回サイトに訪れたかを表す指標です。

(5)ページビュー数について

期間中に何ページ見られたかを表す指標です。TOPページだけでなく、個別のページも含まれた、閲覧された総ページ数になります。

(6)ページ/セッションについて

1回あたりの平均閲覧ページ数を表す指標です。

(ページビュー数) ÷ (セッション数)=(ページ) / (セッション数)となります。

(7)平均セッション時間について

1回のセッションで滞在していた平均時間を表す指標です。

(8)直帰率について

直帰率は、1ページだけ見て離脱してしまった率を表す指標です。

直帰とは?

ユーザーさんがサイトを開いて、見たものの「何か違った…」「解決してしまった…」と言う時に次のページに行かず、ブラウザのバックボタンを押してしまったことを直帰と言います。

直帰率とは?アナリティクスを使ったサイト改善はここからチェック

まとめ

今回は、指標の種類、意味について解説しました。

この8つの指標は、ページの改善点を見つける重要なポイントとなりますので、サイトへのアクセスを増やす工夫を見つけるきっかけになるよう、定期的に各項目を入念にチェックしてください。

 

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